2016年09月08日

新聞記事紹介

昨日の日経新聞の夕刊にアカリンダニの記事が載った。
明日への話題というコラムだ。

日経新聞をとってない方は、ウェブ版で見られます→こちら
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posted by Taro@LAB at 12:57| Comment(0) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月25日

メントール処理とハチミツ販売

ハチミツへのメントール残留の実態と、メントール利用の法的側面の整理をしてきたが、もうひとつ問題になるのがハチミツの販売だ。

ここでは、厚生労働省の管轄する食品衛生法”の第11条の第一項と第三項が関係してくる。
難しいなあ・・・・と思っていたら、”食品中の残留農薬”という厚生労働省のウェブページを発見。
わかりやすい。

ここに書かれていることは、
1.全ての農薬、飼料添加物、動物用医薬品(758物質)について、残留基準が設定されている。
2.それ以外のものは一律0.01ppmを基準値とし、基準値を超える食品の販売等は原則禁止(ポジティブリスト制度)。
3.明らかに人の健康に悪影響をおよぼさない65物質は対象外とする。
メントールは、上記1の758物質にも、3の65物質にも含まれないため、2のそれ以外の物質となり、食品中基準値0.01ppmが適用される。

つまり、「メントールが少しでも残留したハチミツは販売できない」ということだ。

ハチミツを毎回検査してメントールが入っていないものだけ販売すればよいのだが、検査費用の方が高くなるので現実的ではない。
セイヨウミツバチのアピスタンやアピバールのように、いったん掃除蜜をとった後、あらためて蓄えられたハチミツを採るなどの工夫が必要だが、ニホンミツバチではなかなか難しい。
何かいい手がないものか・・・・

なお、一般的に、食用の動物を飼育した時に使用した医薬品を販売時に表示しなければならない、というルールはないそうなので、ハチミツのメントール残留がゼロであるならば販売に問題はなさそうだ。


自家消費してる分には問題ないんだろうけどなあ。




ちなみに、l−メントールは厚生労働省の定める食品添加物のうち指定添加物449品目に含まれている(No.404)。
食品添加物には許容一日摂取量(ADI)が定められているが、メントールに関しては”現在の摂取量では安全性の懸念はない”ためか、基準がない
また、各添加物の使用基準及び保存基準を見ても、使用できる食品、使用量などの最大限度について規定がない。
分類は「香料」であり、使用制限として「着香の目的以外の使用不可」となっている。
ハチミツに香りをつける目的でメントールを使用するのなら、表示義務は生じるが、問題ないということなのだろうか?????

なんだか法律は難しい。











posted by Taro@LAB at 11:00| Comment(13) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

メントールは法的にOKか?


メントールの使用は人体には実害がないだろうと考えられるが、法的に問題はないのだろうか。
法律を読み解くのは非常に難しいのだが、詳しい人の助けをかりて整理してみた。
まずメントールの法的位置づけは、ここからスタート。
第二条のニ ”人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物"
アカリンダニ対策としてメントールを使用する場合はこれに該当するので、メントールは「医薬品」となる。
*動物用医薬品に該当するかどうかについては、農林水産省の”動物用医薬品等に該当するか否かの考え方”にも詳しく示されているが、ここを見ても、やはりメントールは動物用医薬品に該当する。

また、ミツバチのアカリンダニ対策医薬品として登録されていないメントールは、同法第十四条(医薬品、医薬部外品及び化粧品の製造販売の承認)の規定から、「未承認医薬品」になる。

この未承認医薬品は、
同法第八十三条の三”何人も(中略)対象動物に使用してはならない。” から、
「養蜂家がアカリンダニの治療のためにメントールを使用することはできない」ことになる。
*ここで言う”対象動物”とは、牛、馬、豚、鶏、うずら、蜜蜂、食用養殖水産動物であり(農林水産省)、ミツバチも含まれている。

しかし、この第八十三条の三”には続きがあり、”ただし、試験研究の目的で使用する場合その他の農林水産省令で定める場合は、この限りでない。” となっている。
このことから、これまで我々が試験研究の目的で養蜂家の方にお願いして使用してきたメントール使用は、これに当てはまると考えられる。

この省令は、「何人も未承認医薬品を対象動物に使用してはならない」の例外を規定しており、それは
ニ.獣医師がその診療に係る対象動物の疾病の診断、治療又は予防の目的で(中略)使用する場合
三.所有者(中略)が(中略)獣医師の指示に従い当該対象動物に使用する場合
である。
これらの場合は、未承認医薬品であっても使用が可能になる。

つまり「獣医師の指示があれば、アカリンダニ対策としてメントールを使用しても良い。」という理解で良いのだろう。

本当に法を順守してメントールをアカリンダニ対策として用いるには、獣医師の資格を持つ家畜保健衛生所から指示を出してもらう、というのが落とし所なのかな。
しかし、家畜保健衛生所と個人養蜂家の間に距離がある状況では、絵に描いた餅になりかねないので、まずは家畜保健衛生所と個人養蜂家の良い関係を築く努力が必要なんだろうなあ。





posted by Taro@LAB at 09:50| Comment(6) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月21日

メントールのハチミツへの残留

メントールが、ニホンミツバチのアカリンダニ症の緩和に効果があることが、データとして示せるようになってきた。
今後、この方法が一般に広まっていけばいいなと考えているが、いくつかクリアしなければならない問題がある。

その一つが、メントールのハチミツへの移行と残留だ。
これまでメントール試験を行った群から採取したハチミツのメントール含量を調べた結果、ごくわずかにメントールが検出される場合があった。
その量は、最大で1.5ppmに満たないレベルだ。
これがどのぐらいの量かというと、
 30ppm:人が検知できる下限(Nelson et al. 1993)
 35ppm(飲料における一日最大使用料/WHO+FAO,1999)
 68ppm(アイスクリーム・同上) 
 400ppm(キャンディ・同上)
 1100ppm(ガム・同上)
多くの食品、日用品、医療品にメントールが使用されている現状を考えると、ハチミツに残留するメントールは人間が検知できるレベルではなく、健康上も実害はないと考えて良いと思う。

これらの情報は、ちゃんとしたデータとして公表すべく、現在鋭意取りまとめ中。





posted by Taro@LAB at 11:32| Comment(2) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月30日

アカリンダニ分布マップ2015年11月版

県別マップ20151130.png

うーむ、どんどん真っ赤になっていく・・・・・・・・・
posted by Taro@LAB at 09:10| Comment(0) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする