2016年07月31日

開放巣の保護回収


セイヨウミツバチの開放巣だが、保護回収することになった。
あまりに暑いので、早朝から作業に入る。


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まず巣箱を巣の真下にセットし、蜂球の下端が巣枠に接するように置く。



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燻煙器とブラシでミツバチを巣板から移動させる。
今回はセイヨウミツバチなので煙を使ったが、ニホンミツバチの場合は煙は使わずに振動や風、刷毛などを使って移動させる。



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ミツバチが他の巣板や巣箱に移動したら、巣板を切り取り、空の巣枠にはめこむ。



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これを巣箱の中に順次入れていくと、移動したミツバチが取り付く場所となる。


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では、巣の状態を順番に見ていこう。
まず1枚目。
育児圏はなし。
花粉と貯蜜が混じっている。



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2枚目。
中心に有蓋育児圏、その周辺にまだフタのされていない育児圏(幼虫と卵)。
その周り(上部)に花粉と貯蜜。


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3枚目。
今回最大の巣板。
巣板の反対側にもほぼおなじ位置で育児圏があることがわかる。



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4枚目。
先程のものよりはかなり縦長の小さなものになり、一部巣板が2枚に分かれて変則的な巣の増築が行われている。


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5枚目。
一番端の巣板になり、ここでは育児は行われていない。


昨日の記事では6枚と書いたが、どうやら4枚目の変則増築部分を数え間違えていたらしい。


今日の作業は、開放空間に巣があり、なおかつ目の高さにぶら下がっているため、非常にやりやすかった。
河川敷ということもあり、通行人を木にする必要もない。
おかげでミツバチもパニック状態になることもなく、驚くほどスムーズに新しい巣箱に移行していった。
巣のロスもほとんどなかったので、おそらくミツバチにとっての負担はそれほどないと思う。

ただ一点だけ予想外だったのは、ミツバチが残っている巣板に集中して移動してしまい、その重さで巣板がちぎれて落下しそうになったことだ。
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1,2枚目を切り取った状態の、反対側5枚目から見たところ。
ミツバチの多さがわかる。
次回からはミツバチを積極的に巣箱に誘導し、元巣への負担を減らしていこう。



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最後に、移動時のゆれ防止のプレートを取り付けて、



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暑さ対策、転倒防止をしたら、ミツバチが巣を巣枠に固定するまで数日待って、新天地へ移動となる。


posted by Taro@LAB at 10:59| Comment(0) | セイヨウミツバチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月30日

巣の温度

開放巣を観察できるいい機会なので、温度を測ってみた。
風通しが良くて涼しそうだが、直射日光が当たる部分もあり、いったい温度がどうなっているのか気になった。

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直射日光が当たっているところは、見事にミツバチの密度が薄くなっている。
写真で白い巣が見えているところは直射日光があたっているところ。



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サーモグラフィーで見ると、直射日光があたっていても、特別温度が高くなっているわけでもない。




では、朝と昼間ではどう違うのだろうか。

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正午過ぎ。
気温31℃。
巣の表面温度は30℃−40℃、平均37.2℃。




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朝5:30。
気温21℃。
巣の表面温度24℃−35℃、平均28.4℃。

外気温の変化に対して巣の中心にある育児圏の温度を一定に保つためには、開放空間と閉鎖空間ではどちらでコストがかかるのだろうか。
閉鎖空間の状況などにもよると思うが、なんかいろいろ考えるとおもしろそうだ。




posted by Taro@LAB at 12:18| Comment(2) | セイヨウミツバチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月29日

開放巣

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セイヨウミツバチの開放巣があるという連絡をいただいたので、さっそく観察にいってみた。
柿の木の下に立派な開放巣。



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大きさは横50cm、縦40cmぐらい。



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巣板は6枚。
セイヨウミツバチの巣箱1段には収まらないぐらいの巣だ。

このまま観察しても面白そうだが、すでに一部巣落ちした形跡もあり、夏を超えられるか怪しいところだ。
夏を無事超えたとしても、台風や、オオスズメバチの襲撃で、まず逃去か消滅は免れないだろうなあ。


開放巣を実際に見たのは初めてだったので、とっても嬉しい気分で一日過ごすことが出来た。






posted by Taro@LAB at 09:12| Comment(0) | セイヨウミツバチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月27日

工作

電気泳動したものを撮影するゲル撮影装置というものがあるのだが、これが高い。
十数万円もする。
カメラも合わせると20万円を余裕で超える。
こりゃちょっと手が出ない。

しょうがないので、ダンボールに穴を開けて百均のカラーセロファンを貼ったものを、照射装置にかぶせて使っていた。
しかし、さすがにこれにはいろいろと無理がある。
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ということで、板とスプレー塗料だけ購入して、後は手持ちのものを寄せ集めてゲル撮影装置を作ってみた。
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箱の中には照射装置。
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カメラを固定した上蓋も開いて、作業性もばっちり。
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後はカメラをパソコンにつなげば、立派な撮影環境の出来上がり。


posted by Taro@LAB at 16:55| Comment(2) | 実験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月26日

今年もやりますアンケート

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昨年もたくさんの方にご協力いただいたミツバチの実態調査アンケート。
今年は去年の倍以上の養蜂家の方に送付するということで、少々時間がかかってしまったが、やっと準備ができた。
晴れて本日発送。

たくさん返って来ますように。





posted by Taro@LAB at 13:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする