2013年03月14日

アカリンダニその後

アカリンダニに寄生され、個体数が激減した和蜂No.4。

春のミツバチ検査の件で家畜保健衛生所から電話があった際に、アカリンダニ寄生の経緯を説明したところ、一度見せて欲しいということで、今日担当の方が3人来られた。
家畜保健衛生所でもアカリンダニの発生は確認しておらず、県内初の報告ということだ。
担当の方もアカリンダニ寄生された蜂を見るのは初めてということだったので、解剖の仕方やダニの確認方法などを実演しつつ説明した。
解剖とダニの確認の技術を習得したいということで、寄生個体もサンプルとして持ち帰られた。

蜂飼いとしては、「処分して下さい。」と言われるのを恐れて、家畜衛生保健所に報告しないということも考えられるが、保健所から蜂の処分命令を出すことはないそうだ。
たとえ、腐蛆病が発生した場合でも、処分命令ではなくて処分のお願いをすることしかできないらしい。
アカリンダニに関しては家畜伝染病予防法における届出伝染病に指定されているし、県としても発生の状況を確認して行きたいので、疑いのある場合はぜひ連絡して欲しいということだった。
アカリンダニだけなら、ここでも簡単に確認はできるので、あやしい場合は持ち込んで下さい。


さて、かんじんの和蜂No.4。
思い切って中を確認してみた。
もう握りこぶしぐらいしか残っていないが、女王は一応確認できた。
産卵も幼虫もないけど、まだ一縷の望みはある。
室内で保温して、殺ダニ剤を投与してみよう。
奇跡の復活なるか?

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洋蜂No.2の、腐蛆病予防薬アピテン投与終了。
posted by Taro@LAB at 14:24| Comment(0) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

紅梅 香る

悲しい記事が続いているので、明るい写真でもひとつ。


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ここ数日暖かくなり、紅梅が次々と花を咲かせている。
梅は早春の重要な蜜源。
人間にもわかるぐらいすごくいい香りが漂っているのだから、ミツバチが来ないわけがない。
うちのニホンミツバチもせっせと花を訪れ、蜜や花粉を集めている。


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花から花へ、せわしなく空中移動。



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花びらの向こうにちらっと見える顔もかわいいもんだ。
posted by Taro@LAB at 12:00| Comment(0) | ニホンミツバチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月06日

アカリンダニの脅威

ニホンミツバチNo.4の様子がおかしかった。
しばらく前から、巣箱の周囲2,3mのあたりに、飛べずに歩きまわる蜂がたくさん見られるようになった。
巣箱は重いので蜜は十分。
でも蜂数は減っている。
原因解明のため、歩きまわる蜂を解剖してみると・・・・・

いた。
アカリンダニだ。→写真


アカリンダニは、蜂の気管に住み着くごく小さなダニ。
セイヨウミツバチの寄生ダニとして外国では記載があったが、日本では2年前に初めて報告され、ニホンミツバチへの寄生も見つかっている。
このダニが増えすぎると、気管がつまり窒息状態になってしまう。
蜂数の多い暖かい季節の被害は少ないが、冬寒くなって蜂数も減ると、ダニ密度が高まり被害が出る。
呼吸困難状態だから、うまく発熱できないらしいのだ。
健康な蜂の気管は白く透けるようにきれいだが、アカリンダニに寄生された蜂の気管は黒く汚れて劣化している。
まるで、タバコを吸い過ぎた人間の肺のようだ。
このアカリンダニだけが原因かどうかはわからないが、大きな影響を受けていることは間違いない。

健康な蜂の気管→こちら
アカリンダニによって黒くなった気管→こちら


他の健康な群への寄生を防ぐため、蜂のいない部分の巣を切り離し、最小規模の巣箱にしてから、他の場所に隔離した。
なんとか春の産卵・育児まですすんで、蜂数が増えれば持ち直すかもしれないけれど、今の状態では厳しそう。
できるだけ暖かい所で負担をかけないように見守るしかない。


そういえば、先月末に壊滅した和蜂No.5だが、死骸を解剖してみると、やっぱりアカリンダニに寄生されていた。
アカリンダニにやられてしまったのか、他の原因で弱ったところにアカリンダニが増殖したのか・・・・・


和蜂No.4から切り離した巣の重箱部分からは、ハチミツを回収。
4.6kg、糖度77.9%。
巣枠式部分は、冷凍殺虫した後保管して、春の新群にそなえることにする。
posted by Taro@LAB at 00:00| Comment(0) | アカリンダニ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

洋蜂No.4 消滅

昨秋に個体数が激減して冬越しを心配していたセイヨウミツバチNo.4。
やたらとニホンミツバチが出入りしているので内検してみると、すでにセイヨウミツバチ群は消滅し、ニホンミツバチの餌場となっていた。
写真はセイヨウミツバチの残した蜜を集めに来たニホンミツバチ。
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保温したり手厚い保護をしたのだが、ダメだった。



これでセイヨウミツバチが一群となってしまった。
こちらは春の子育てが始まっていて、羽化してくる蜂もちらほら見られる。
写真の真ん中で顔だけ出しているのが、新たに羽化してきた若蜂。
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女王蜂は確認できなかったが、卵はあるので大丈夫かな?


先月入れていたダニ駆除剤を除去。
posted by Taro@LAB at 09:39| Comment(0) | セイヨウミツバチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする